※アイキャッチ画像は、今回のお話と関係ないこともないです。
巡り合わせの不思議について
相続案件発生
こんな感じで電話がかかってきたのは、祖母の家第一号の管理をしてもらってる不動産屋さんからでした。
2014~2015年くらいのことだったと思います。「〇戸大家さん」に相談して、物件を一つ売却して手持ち資金を分厚くしたはいいものの、次の物件購入が全然はかどらず、ちょっとやる気を失っていた時期でしたw
詳細を確認すると、
・相続案件
・小規模アパートと一軒家のセット
・築年数は不詳
・武生駅から徒歩5分以内(たぶん3分くらい)
※武生駅は、福井県の中では割と主要なJR駅です。田舎なのは確かですがw
・売り出し価格は500万を想定
・土地面積は、アパート側280㎡,一軒家側170㎡
・路線価は26〔千円/㎡〕
・路線価による土地評価額は1000万オーバー
・実売価格はおそらくもっと上
つまり、買った瞬間含み益になる物件です(解体費用はかかりますけどね…)。
連絡をくれた不動産屋さん曰く、
とのこと。
ただし、懸念事項もいくつかあります。
・土地の境界が確定していない(確定作業の結果、「越境している/されている」状態となる可能性が高い)。
・確定作業は売主側でされない
・形状がいびつ
土地形状は、ざっくり描くとこんな感じです。
よそ様の家が邪魔すぎますねw
ちなみに、境界画定作業にいくらくらいかかるか、事前に土地家屋調査士さんに確認したところ、ざっくり60~70万くらいかかるとのこと。確認ポイントが多いほど手間がかかるんですが、添付の絵から確認できるだけでも11ポイントw 実際には、上辺も結構ジグザグしてるので、さらに5ポイントほど増えますw 利害関係者も5~6人。なんてめんどくさいw
ただし、そのめんどくささを買い手側で引き受けるからこそ、激安価格での売り出しになっているわけですね。世の中よくできています。
内見実施
内見してみたところ、アパートはなぜか道路に面して建っていて、入口がめっちゃ狭いです。奥の駐車場は広いのにw
二戸口のメゾネットタイプで、一つが空室だったので、そちら側に入らせてもらいました。中身は、築年数相応の古さと汚さですが、建物自体はしっかりしているようでした。ただし、そんなに高い家賃はとれなさそうなので、リフォームは最低限でいいかなー、って感じです。
そして一軒家の方は、骨とう品がいっぱいありそうな古民家です。直前まで生活していたかの如く、使いさしの洗剤とか洗う前の食器とか普通においてありますw。あと仏壇がそのままですw
そして、二階の天井が、本来あるべき位置から50cmくらい下がっていて、ちょっと恐怖を感じる状態ですw
不動産屋さんのおススメ作戦は、
「ある程度の指値で購入したうえで、一軒家側を400万程度で売却し、アパートを実質タダで入手する」
というものでした。
ということで、350万から交渉スタートです。
んで、交渉中に境界画定の手配やら解体の手配やら頼もうと思ってたんですが、特に押し返されることもなく350万でまとまってしまったとの連絡が1週間もたたずに入ってきました。
作戦立てる間もないw さすが相続案件。売主さまの思い切りがすさまじいですw
そのほかにもまだ確認できてない事項が多々あるんで、実際の売買は結構先になりそうです。相続手続きすらまだ途中みたいでw
そんな状態なんですねw。僕の方は特になんの都合もないので、全然大丈夫です。
んでさらにしばらく経って、2015年の夏頃、
そしてここから、話が別方向に流れていきます。
もう一つの売却案件発生
というわけで、マンションの方のスペックです。
・2LDK×9戸口
・築13年,RC造
・福井市内の、結構元気な地域
・駅からは遠いが、車社会なので特に問題なし
・駐車場は各戸2台分あり
・売り出し価格は7000万
・土地面積560㎡
・延べ床面積680㎡
・利回り10.6%
・路線価による評価額9000万オーバー
というわけで、買う気マンマンの状態で内見に行きましたw 内見といっても、当時全戸入居中だったんで、中は見れなかったんですけどね。
だいぶテンション上がってたんで、細かいところを確認した記憶が全くないんですがw、幸いなことに特に悪いポイントが無い物件でした。強いて言えば、そろそろ外壁メンテナンスの時期を迎えることくらい。
というわけで、そのまま買い付け申込書にハンコ押しました。アパートより先にw
これが、「購入しようとする物件がなぜか途中ですり替わるお話」ですw
この顛末は、次回以降書いていきます。アパート・マンション合わせてもうちょい引っ張る予定。
ではまた。
タイマムシンのオススメ本はこちら