タイマムシンの楽天ROOM
日本の高配当株

良さげな高配当銘柄を見つけたけど買えなかった話

1ヶ月ぶりくらいに高配当株を分析してみた

本日、めちゃくちゃ久しぶりに高配当株分析ファイルを開いて見ました。

ランキングデータは7/3時点の物なんですが、めんどくさいので最新版には書き換えずに継続して分析を進めますw

で、本日2つ目の未分析銘柄がこちらでした。

証券コード【7488】株式会社ヤガミ です。

これ買おうと思ったんですが、思わぬ理由で買えなかったんです。

で、僕の手法の解説がてら記事を書いていこうと思います。

高配当株投資を始めたいと思ってる人にとっては、少しは参考になるかも。

ちなみにタイマムシンの手法は、リベ大のこちらの動画

及び、こびと株さんの10条件参考に丸パクリしています。

「IRバンク」にて過去業績を確認

早速、IRバンクで該当銘柄の業績を表示します。

証券コードを入力して、

「決算」のリンクをクリックします。

売上高

特に説明する必要も無いかもですが、その企業の本業での収入のことですね。

ヤガミの場合、こんな感じでした。

年によって上下はあるけど、全体としては上がっている傾向かなー?って感じですね。

EPS(一株あたり純利益)

こちらは、純利益を発行株式数で割った数字ですね。

ヤガミの場合はこんな感じです。

キレイな右肩あがりじゃなくて上下してるけど、2010年に比べたら増えてるなー、ってとこですね。

営業利益率

これは、売上高のうちどのくらいが営業利益として会社に残ってるかを示す数字です。

ちなみに営業利益というのは、その会社の本業で出た利益のことです。資産売却益や雑収益は含みません。

ヤガミの場合はこんな感じです。

2010年から10年以上二桁が続いていますね。

タイマムシンの場合、5%を超えているかどうかを目安にしていますので、なかなか良い数字に見えます。

自己資本比率

資本のうちどのくらいが自前で用意したお金かを表す数字です。

この値が低いと、借金まみれの企業ということになります。

目安として40%は欲しいところ。

高ければ高いほど倒産しにくいです。

ヤガミの場合はこんな感じです。

大体毎年60%以上はあります。借金まみれではなさそうですね。

BPS(一株当たり純資産)

「企業が純資産を増やす」「自社株買いをして発行株式数を減らす」ことで上がる数字です。

コレが上がると株価も上がりやすくなります。

ヤガミの場合はこんな感じ。

こちらはキレイな右肩上がりでした。

営業活動によるキャッシュフロー

その会社の本業によって残った、手元の現金を表す金額です。

これが黒字であれば、本業できっちり利益を生める体制ということです。

ヤガミの場合はこんな感じです。

右肩上がりというわけには行きませんでしたが、本業は毎年きっちり黒字を出しているようです。

現金等

読んで字のごとし、企業の手持ち現金のことですね。

これが分厚ければ分厚いほど、資金ショートしにくいです。

ヤガミの場合はこんな感じです。

「全体としては右肩上がり」と判断して良いでしょう。

10年ほど前は現金少なかったんですが、この頃も今と比べて売上はさほど変わらないんですよねー。

ってことは、この頃の資金繰りは大変だったんだろうなと想像できます。

直近の年度では売上の金額と同じくらい現金があるので、多分資金繰りには大分余裕があることでしょう。

総資産に占める現金等の割合

2022.04のデータで比較すると、現金が68億1760万円、

総資産が177億946万円なので、比率は、

681760÷1770946=0.384969 … 38.50%

となります。

40%くらいあれば安心と言えるので、ちょっと足りない感じですね。

有価証券等の保有量に期待です。

一株あたり配当金

特に説明不要ですね。

一株当たりの配当金推移を見てみます。

減配もそこそこしてるんですが、ここ数年は良い感じですね。

ただ、一覧表の方を見てみると、

リーマンショック後の2008,2009は無配転落しています。

安心して購入はできなさそうです。

配当性向

純利益のうちどれくらいを配当金に振り向けているかの割合です。

40~50%くらいが健全と思われる数字です。

これが70%とかになってくると、大分頑張って配当を出してることになります。

100%を超えると、今まで貯めたお金や、ひょっとしたら借金して配当金を払ってる状態です。ヤバイ状態です。

ヤガミはこんな感じ。

2018年度からキレイに50%になってますね。

これは会社の経営方針が変わったのかも知れません。

あとでチェックしましょう。

Yahoo!ファイナンス情報で確認

PBR(株価純資産倍率)

時価総額が会社が保有する純資産の何倍くらいになってるかを表す数字です。

株ってのは会社の所有権なので、株を一つ買うと「その会社の一株当たり純資産」を保有することになります。

PBRが1を切っている場合、株価より保有できる資産の方が高くなるので、お買い得ということになります。

この数字が極端に高水準だと、成長が期待されて株価が上がっているってことなんですが、値下がりのリスクも大きくなります。

購入判断の目安は、タイマムシンの場合0.5~1.5の間に置いています。

ヤガミの場合、0.77倍でした。

企業のIR情報を確認

「ヤガミ IR」で検索して、企業のIR情報ページを開きます。

残念なことに、決算説明会の資料はなさそうです。

決算短信から読み取るしかないパターンですね。

流動比率

流動資産÷流動負債で求められる数値です。

こちらは、大きければ大きいほど、資金ショートしづらいと判断できます。

目安は200%以上。

ヤガミの場合、

流動資産:14,575,288千円

流動負債:3,757,886千円

流動比率 = 14,575,288÷3,757,886×100 = 387.86〔%〕

目安は十分に超えています。

総資産に占める「現金等+有価証券」の割合

企業によっては現金以外に、すぐに換金できる有価証券の形で資金を運用している場合があるので、そちらの保有量もチェックします。

現金等及び預金:8,627,600千円

有価証券:601,240千円

資産合計:17,709,464千円

比率は

(8,627,600+601,240)÷17,709,464×100 = 52.11〔%〕

現金等のみの割合だと50%を切っていましたが、有価証券まで含めるとギリ50%を超えました。

購入判断

ここまでの数値を見る限り、

「全力買いするような銘柄じゃないけど、ポートフォリオのスパイス的に買ってもいいかなー」

って印象です。

業態を確認

Yahoo!ファイナンスの企業情報欄はこんな感じでした。

医用機器販売がメイン事業みたいですね。

ってことは、2021,2022の業績が好調だったのは、コロナの影響なんでしょうか?

コロナが落ち着いちゃったら売上下がったりして…

購入手続きをしようとした(結局買えなかった)

というわけで、とりあえず1万円分くらい買ってみようかなー、と思って手続きしてみました。

SBIネオモバイル証券

タイマムシンさんは、日本の個別株をSBIネオモバイル証券で購入しています。

今回も早速注文しようとしたところ、

なぜか「当該銘柄の単元未満株の買い注文は受け付けできません」と表示されます。

なんでかなー?と思って調べて見たところ、公式サイトにこんな記述がありました。

なんで東証しか買えないんだよーw

(ヤガミは名古屋証券取引所に上場しています)

単元株(100株)なら市場がどこであれ購入できるんですが、182,000円…

うーん、そこまでして欲しい銘柄じゃないんだよなぁ…w

SBI証券でも試してみた

多分ルール同じなんだろうなーと思いつつ、ダメ元でSBI証券でも試してみました。

やっぱり同じでしたw

ちなみにSBI証券の方の説明ページはこちら

やっぱり東証のみなのね…

というわけで、せっかく分析して良さげな銘柄を見つけたのに、証券市場の制限で買えなかったお話でした。単元未満株は東証しか買えないなんて初めて知ったよw

編集後記:記事のカテゴリが不動産ばっかりになってる件

タイマムシンさんは、サラリーマンの傍ら、不動産投資と株式投資をしております。

カテゴリ「株式投資」

カテゴリ「不動産」

ホントはこのブログ、VBAの勉強過程を書いていくのがメインのコンセプトだったのですが、気づけば8割方不動産のこと書いてますw

不動産が一番動きがあるので、書きやすいんですよねー。

今も3軒空いてしまっているので、絶賛リフォーム&入居者募集中です。

VBA、ネタはあるんだから、勉強しなきゃなぁ…

(ネタ:会計伝票の内容をMFクラウド会計に自動入力する)

タイマムシンのオススメ本はこちら

ABOUT ME
taimamushin
はじめまして、タイマムシンと申します。 サラリーマン・不動産投資家・株式投資家をしております。 このたび、数年前に挫折したブログについて、もう一度初めてみることにいたしました。 書いていこうと考えているのは、現在のところ下記の分野についてです。 ①不動産投資について ②VBA学習の備忘録 ③生活改善について ④その他雑記 その時々の気分で書くことが変わると思います。 株式投資については、積極的に書くつもりは無いのですが、何かの拍子にチラ見せすることはあるかもしれません。 どこまで書き続けられるかわかりませんが、それなりのボリュームにまで成長させられたら、カテゴリ分け等も考えていこうと思います。 将来的には収益化も目指しておりますので、ガンガン広告載せます。 生暖かい目で見守っていただければ幸いでございます。 それでは、よろしくお願いします。

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