5月16日、大阪・関西万博 in 夢洲に初めて行ってきました。
思い出を心に刻み込むことを兼ねて体験談をレポートします(ネタバレあり)。
失敗談もいくつかありますので、これから訪問される方の参考になれば幸いです。
今回は前半部分、明るい時間帯に回った箇所について話します。
6:30〜9:00 入場ゲート前の攻防
今回、我々は5月16日を丸一日万博に当てるつもりで、会場近くのホテルに前泊していました。
7時前から待機するつもりで、6:30くらいにホテルを出て、トレードセンター前駅からモノレールに乗りました。
ゆーても早い時間帯なので空いてるかと思いきや、電車はそこそこ混んでます。
おー、これひょっとして全部俺等と同じ万博のお客さんか?
と一瞬思ったのですが、夢洲駅に着いてからは大半の乗客が、行列はスルーしてスタッフ専用ルートを通って会場入りしていきましたw
あ、そうか
そりゃこの時間帯ならスタッフさんの方が多いよねw
というわけで、我々は大人しく入場待ちの列に並びました。
ちなみに、夢洲駅到着は6:50くらいだったのですが、すでに入場待ちが100人以上は並んでいましたw
駅を出てすぐのところで少しだけ待機したんですが、

7:10くらいに入場ゲート前の待機場所まで移動させられました。

このゲート前での待機が1時間近くに及ぶので、椅子やレジャーシートを持っていって座れるようにしておくのが吉と思われます。
我々も下記の折りたたみ椅子を持って行ったので、少しは楽に過ごせました。
https://www.solcion.jp/product/?c=patatto
ちなみに妻のはラプンツェルデザインです。
この「PATATTOシリーズ」、折りたためば薄さ2cmくらいになって、広げれば耐荷重100kgの椅子になるという、なかなかのスグレモノです。
ちなみにさすがに万博というべきか、ゲートの建物すらすでにかなりカッコよくて、テンション上がりますw

さて、そこで1時間ほど待機させられる間、我々はスター・ウォーズやライオンキングを見ながら過ごしていたわけですが、8:20くらいからゲートへの移動が開始されます。
この際、柵の一部が開いて、その前に待機していた人がひとかたまりになってゲートへ移動する形になります。
この「柵が開く部分の前の待機場所」をタイマムシン家では勝手に「第一ブロック」と呼んでいますw

つまり、この第一ブロックに入れると、いの一番にゲートをくぐれるというわけです。
我々の前に100人ほどいたはずなんですが、幸いにもかろうじて第一ブロックに入ることができました。
初めて行くのになんでそんなことを知っているかと言えば、万博に通い詰めている妻の妹さんから事前情報を得ていたからなんですね。
ちなみに妹さんは、すでにシグネチャーパビリオンは制覇しているとおっしゃってましたw
で、ゲートまで移動したあとも、すぐにくぐれるわけではなく、しばしゲートにてすし詰めタイムとなります。

このとき、スタッフさんから、
・ポケットの金属類はすべてカバンに入れる
・水筒・ペットボトル等はカバンから出す
・缶・ビン飲料、及びアルコールはスタッフに提出(没収)
の案内があります。
が、すし詰め状態でカバンをコネコネするのも若干しんどいので、できる人は事前にやっておきましょう。
ちなみに、眼の前で缶チューハイを没収されているおばちゃんがいてはりましたw
後で返してもらえるかどうかは定かではありません。
そして9時になったら、空港みたいに荷物を機械に通して、人間も機械を通って入場手続き完了です。
パビリオンめぐり 他なんやかんや
パビリオン巡りについては、X上でつじさんという方がものすごーく使えるマップを公開してくれていますので、これから行く方はぜひ参考にしてください。
万博のパビリオン巡りを主目的とした地図をVer2.05をコンビニ印刷できるよう登録
— つじ@万博4/8回目 (@t_tsuji) May 28, 2025
画像の2枚めのものが印刷できます
セブンイレブンのネットプリント
予約番号03520547
2025/06/5迄
地図は拡散、二次配布、改造等何でも可です
※ただし個人使用の範囲でご利用ください
リプに更新情報・PDF等 pic.twitter.com/F324E02ql5
ちなみに以下の解説においては、ネタバレを考慮しておりません。気になる方は実際にいかれてからご覧になることをおすすめします。
9:10 アラブ首長国連邦
入場して最初は、アラブ首長国連邦のパビリオンに入ってみました。
場所はこちらです(つじさんのマップの方がわかりやすいです)。

入場直後だったこともあって、行列はゼロでした。

こんな柱が建物中にそびえ立っています。
この柱はナツメヤシで作ってあるそうです。

写真左はお香を焚くための香炉、右はコーヒーポットだそうです。
他にも特産品の展示はたくさんありました。
UAE出身の有名人や、UAEで働く日本人の紹介の展示もあります。
レストランもありますが、僕らが行ったときにはまだ開店前でした。
入ってる最中に他のパビリオンの予約をしたりして、ちょっと心ここにあらずな状態で過ごしてしまいました。
今にして思えば、もう少し集中してじっくり見たほうが良かったと思います。
このあと、事前に目をつけていたチェコパビリオンを訪問しましたが、開館時刻前で入れませんでした。

後で調べたところ開館時刻は9:30でしたので、数分待っていれば入れたようです。惜しいことをしましたw
9:30 ミャクミャクさまと記念撮影
ノルディックサークルパビリオン(チェコの隣の隣)の目の前に、ミャクミャクさまと記念撮影できるスポットが用意されています。

我々も勢いにまかせて撮影してもらいました(スタッフさんがシャッター切ってくれます)。

先方のカメラと手持ちのスマホ、両方で撮影してくれます。
先方のカメラの分は何も言わなくても印刷してくれたので、そのまま貰えるのかと思いきや
印刷写真と写真データのお渡しで2,000円です♫
とのこと。
あ、じゃあいいですー♫
と、丁重にお断りいたしましたw
9:35 トルクメニスタン
お次はトルクメニスタンパビリオンです。
場所はこちら。

建物の外観からしてめちゃくちゃ凝っています。

入ってすぐ、右側の小部屋に案内されるんですが、その小部屋は壁一面がスクリーンになっていて、トルクメニスタンの歴史や文化を紹介する映像が流れています。
この映像がかなり力が入っていて、なかなかの迫力で楽しめました。
トルクメニスタンの英雄や、現在の産業、日本との関係などを解説してくれます。
2階へ上がると、トルクメニスタンの特産品などが展示されています(単純に置いてあるだけですが)

他にも調味料や洗剤、日本語の教科書なんかも置いてあります。

3階はレストランになっていますが、アラブ首長国連邦と同じくまだ営業開始前でした。
9:10 電力館
アラブ首長国連邦パビリオンに居るときに、電力館の10:10の枠の予約が取れましたので、行ってきました。
場所はこちら。

ちなみにこの電力館、2か月前抽選で5枠全部これに充てたのに外れてしまった苦い思い出のパビリオンですw
訪問を半ばあきらめてたんですが、当日予約だとけっこう取れるみたいですね。
入場すると、こんな卵型のデバイスを渡されます。

こいつを館内の壁とかにある「黄色い円」に当てると、「可能性のタマゴ」が手に入ると同時に、エネルギーに関する諸々が学べる、というコンセプトになっています。
15分間でできるだけたくさんの「タマゴ」を集める…という趣旨だったのですが、ここでも次のパビリオン予約にかまけてしまって、ちょっと楽しみの密度が薄くなってしまいましたw
みなさんが訪問された際には、展示に集中されることをおすすめします。
シューティングゲームみたいになってるものや、体を動かして点数を稼ぐものなんかもあって、周囲の子どもたちは大はしゃぎしてました。
最後の音と光のショーも、なかなかの迫力です。
LED電球がいっぱい入った光る棒が、天井からこれでもかとぶら下がっています。
11:10 マレーシア館のレストランでロティチャナイをテイクアウト
昼食は、マレーシア館のレストランでロティチャナイをテイクアウトしました。
場所はこちら。

ちなみにマレーシア館の展示は見ておりませんw
ロティチャナイは、事前に万博おすすめグルメを調べていて、美味しいと評判だったやつです。
薄く伸ばして焼いたパンと、スパイシーなソースの組み合わせです。
お値段は1,400円です。

テイクアウトしたものを大屋根リング下のベンチでいただきました。おにぎりをぱくつく修学旅行生に混じってw
箸を使ってますが、本来は手でちぎって食べるものなのかもしれませんw
ソースは2種類、左側が標準?右側はけっこう辛いです。
豆やら肉やらゴロゴロ入っていて、けっこう食べ応えがあります。
ウィキペディアによると、このソースとセットでロティチャナイではなく、薄いパンの部分のみでロティ・チャナイと呼ぶそうです。
人気のインドカレー屋さんのナンのような風味で、ソース無しでもかなり美味しいです。
妻は
昔お母さんが余った天ぷら粉で作ってくれたおやつを思い出すなー
って言って喜んでました。
ちなみに、注文してから出てくるまでに15分くらいかかったんですが、待ち時間は生地を伸ばすパフォーマンスで楽しませてくれます。
見惚れるあまり動画撮り忘れたんですが、アップしてくれてる人がいたのでリンク貼っておきます。
(今回の万博会場の映像ではありません)
11:40 静けさの森
トイレ休憩がてら静けさの森を通り抜ける際、「Better Co Being」パビリオンの近くに不思議な花壇がありました。
場所は多分こちら(うろ覚えですが)

何も知らずに見ると、ちょっと奇妙な気分になれます。

原理は現地行けばすぐにわかると思うので、ここでのネタバレはやめておきます。
ちなみにすぐとなりには、「✕●□の音が外にだだ漏れ」として有名になった女子トイレもありますw
11:46 null2(外観とスタンプのみ)
多分シグネチャーパビリオンで一番話題になっていたヌルヌルです。
場所はこちら。

残念ながら予約はできなかったんですが、外から眺めるだけでも面白いです。
中にロボットアームが仕込まれていて、外壁を押したりしているということです。
スタンプ台がパビリオンの外にあったので押しておきました。
ヌルヌルヌルヌルw

11:50 チェコパビリオン
朝訪問したら開館時刻前だったチェコパビリオンにリベンジしました。
場所はこちら(ヌルヌルの隣です)

壁は一面ガラスで覆われています。

中にもガラス製品の展示がいっぱいあります。



どういうつながりなのか調べていませんが、壁に大谷翔平さんの絵が描かれています。

吉村知事とあっちゃんのサインもありました。

書き込む様子は、こちらの動画にあります
サインする場面を見たい方は、42:20くらいからを見てください。
テラスからはウォータープラザが一望できます。

12:30 大屋根リング
オランダ館を13:30に予約していたのですが、それまで少し時間があったので、オランダ館前のエスカレーターから大屋根リングに登ってみました。

リングの上から見ると、イタリア館の人気っぷりがよくわかります。

場所はこちらです。

一個北側のエスカレーターのそばに不思議なオブジェがあったので、まじまじと見てみたら、どうやら車椅子をいっぱい集めて作ってあるようです。

日の出が見えると評判のスペイン館も眺めて見ました。

が、どうやらメンテナンス中だったようで、太陽がブラックホールみたいになってましたw
多分これ、夜に来るのが正解っぽいです。
場所はこちらです。

13:00 休憩所2
大屋根リングは、ところどころにエレベーター・エスカレーター・階段が設置されていて、好きなところから上り下りできます。
そろそろオランダパビリオンに戻らないといけない時間になってきたので、近くのエレベーターから降りようと思ったんですが、待ちの人がいっぱいいたので、階段で降りることになりました。
けっこう段数があるので、歩き疲れた&左膝を痛めた僕にはきつい階段でしたw
というわけでそこそこ疲れたので、デンジャラスで話題になっている「石の屋根の休憩所(リング北西休憩所)」で休憩しました。

あれだけ話題になっているのに、みなさん一切気にせず石の下を歩いていますw
場所はこちらです。

休憩所すぐそばにクレープ屋さんの出店があって、非常に心ひかれましたが、「別にここでなくても食えるし…」ということで断念しました。
近くにはウズベキスタンパビリオンもあります。

列柱が見事で是非とも入ってみたいんですが、今回は予約時刻が迫っているので断念です。
次回にリベンジします。
休憩後、ガンダムとよしもとパビリオンを見ながらオランダ館へ向かいます。


大屋根リングの下をずっと歩いてきたんですが、途中でとある柱に触ってきました。
「ブルガリア館」の表記がある柱から2本北の柱です。

こちらの柱、先に紹介したあっちゃんと吉村知事が万博会場を訪問する動画で、お二人が触っていらっしゃったので、なんとなくあやかって触ったという次第ですw
そのシーンは、こちらの動画の4:55あたりを見てください↓
13:18 オランダ館
オランダ館の場所はこちらです。

13:30に予約していたので、10分前には到着しました。
が、あまりに予約の人が多かったと見えて、結局30分ほど行列に並ばされてしまいましたw
行列待ちの間は、音楽にあわせて水面に模様が浮き出る仕掛けを眺めて暇を潰してました。
順番が来たら、球状のデバイス「オーブ」を持たされます。(すみません、写真は撮り忘れました)
これを壁に描かれたリングに当てると、反応してイベントが発生するという仕掛けです。
イベントのテーマは、「水と動物と人間の共生」とかそんな感じだったと思います。
オランダと言えばのミッフィーはそこかしこにいます。そしてなぜかこっちはバッチリ写真撮ってましたw

着ぐるみのミッフィーは、初日はいたみたいなんですが、僕らの訪問時は残念ながらいませんでした。
パビリオン出口が、お土産屋さん&レストランになっています。
ここで事前に情報を仕入れていた「ハーリング(塩漬けニシン)」を食べてみたかったんですが、残念ながら売り切れでした。
そして妻が欲しがっていた「オーブを抱いたミッフィー」ぬいぐるみも売り切れでした。
他のミッフィーぬいぐるみはいっぱい残ってたんですが、なんとなく可愛くない気がして買う気がおきなかったんですよねー…w
公式サイトで姿だけでもお楽しみください
14:00 コモンズ館
一国で一つのパビリオンを作れるほどの規模じゃない国は、いくつか集まって出展しています。
「コモンズ館」っていうんですが、今回の万博ではA〜Fまで6つコモンズ館があって、名前すら聞いたことない国をいっぱい見れるので面白いです。
ここでは、コモンズBとCを訪問しました。
場所はこちらです。

「ベナン」「レソト」「ガンビア」とか聞いても、「どこー?」って感じですw
日本から行こうとしても渡航制限がかかってたりして、なかなか行けない国もあるということで、これってけっこう貴重な機会だと思います。
スタッフさんも大体その国の人なので、話せるとけっこう楽しいです。
ちなみに、先述の「null2」の項でもかきましたが、今回の万博ではパビリオンごとにスタンプがあって、それを集めるのも一つの楽しみになっています。
コモンズ館の場合、コモンズ館ごとのスタンプだけかと思いきや、実は出展している国ごとにもスタンプが用意されています。

タンザニアのスタンプの下に書いてある文字は、現地の言葉でありがとうを意味する「アサンテ サナ」です。
展示スタッフさんが笑顔とカタコトの日本語とともに教えてくれました。
そして、コモンズ館ごとのスタンプは、国際機関館(国連と国際赤十字が共同出展)のスタンプとあわせて重ねて押すことで、一つの絵になります。

この時点ではまだ完成してないんですが、途中経過を撮影していなかったのでイメージ映像をお届けしますw
完成版は次回公開します。
写真は公式のスタンプパスポートです。
通常のスタンプなら何に押してもいいんですが、重ね押しスタンプはズレるとうまいこと絵になりません。
公式のパスポートならズレる心配がないので、重ね押しスタンプを楽しみたい方は購入されることをおすすめします。
14:40 ミャクミャクジェラート
続いて、美味しいと話題になっていた万博限定ジェラートを食べに行きました。
場所はこちらです。

大屋根リング北側「マーケットプレイス西」にある「Q cafe」でいただけます。
コモンズ館から静けさの森を抜けて向かいました。
静けさの森の中心部はマジで静かと聞いていたので、ちょっと楽しみにしていたのですが、僕らが通ったときは運悪く団体さんとすれ違ってしまったので、ちっとも静かじゃありませんでしたw
ジェラートは、ミャクミャクさまをイメージしたカラーリングです。

赤い方がフランボワーズ味、青い方はココナッツ味だそうです。
マシュマロも良いアクセントになってて間違いなく美味しいのですが、今にして思えばマシュマロはミャクミャクさまのこの部分をイメージしているのでしょうか…?

食べてるときに気づかなくてよかったw
15:10 バルトパビリオン
次は、妻が気になっていたバルトパビリオンに行ってきました。
場所はこちらです。

バルトパビリオンも、コモンズ館みたいに一つの建物に複数の国(欧州連合・バルト・アルジェリア・カンボジア・チュニジア・チリ)が入っているのですが、コモンズ館とは違って壁で仕切られています。
長屋をイメージしてもらえばわかりやすいと思います。



一番上の写真の受付には、本当はミャクミャクさまのぬいぐるみが立っていたそうなんですが、13日に盗まれてしまったようです。
ひどいことするやつが居るもんだなと思ってたら、後日のニュースの映像では受付がミャクミャクさまでいっぱいになってましたw
ひどい人も確かにいますが、それ以上に優しい人がいっぱいいるので、どうやら日本は大丈夫そうです。
バルト館の奥には、常に結露するように冷やし続けているガラス壁があって、メッセージを書けるようになっています(多分、裏側にペルチェ素子かなにか仕込んであるんだと思ってます)。


本来「世界平和」とか書き込むものなんだろうと思いますが、我々が書いたのはこんなもんでしたw
さて、だいぶ長くなってきましたので、1回目はこんなもんで終わります。
続きはまた後日。
いつになるか約束はできませんが、6月27日に二回目訪問しますので、それまでには記事上げたいなぁ…(はかない希望w)
編集後記
以前の記事に書いた、岐阜の物件売却は、6月12日が決済日となりました。
僕の計算違いのせいで、今は事業側の資金繰りが苦しいのですがw、決済日には売買代金が振り込まれるので、これでようやく一息つけることになります。
それではまた。